工賃コラム

工賃を上げるためにできること

「もう少し工賃が上がったらいいな」——多くの方が感じることだと思います。工賃のしくみと、ご本人ができる工夫を、無理のない範囲で整理してみました。

工賃は、どうやって決まる?

特にB型の工賃は、生産活動(作業)で得られた収益から経費を差し引いた金額を、利用者に分配するしくみになっています。そのため、事業所全体の収益が上がれば、工賃も上がりやすくなります。逆に言うと、工賃は「時給」のように固定されているわけではなく、事業所の取り組みや作業内容によって変動する性質を持っています。

ご本人ができる工夫

  • 得意なこと・向いている作業を相談する:作業の種類によって工賃単価が異なることも多いため、自分に合った作業を担当できないか、スタッフに相談してみるのも一つの方法です。
  • 出勤日数を安定させる:工賃は出勤日数や作業量に連動することが多いため、体調と相談しながら、無理のない範囲で通所リズムを整えることも工賃アップにつながります。ただし、体調を崩してまで無理をする必要はありません。
  • 新しい作業にチャレンジしてみる:できる作業の幅が広がると、担当できる仕事の選択肢も増えていきます。
  • 工賃について、定期的に事業所に相談する:工賃の決め方や見直しの時期について、遠慮せずに質問してみることも大切です。

事業所側の取り組みについて

国の制度としても、事業所が工賃向上に取り組むことを後押しする「工賃向上計画」というしくみがあります。事業所によって、新しい販路の開拓や作業内容の見直しなど、さまざまな工夫が行われています。気になる場合は、通っている事業所がどんな取り組みをしているか、聞いてみるのもよいかもしれません。

A型へのステップアップという選択肢も

B型で経験を積んだあと、A型や一般就労にステップアップする方もいます。もちろん、必ずしも目指す必要があるものではなく、ご自身のペースを最優先にすることが大切です。「今より少し収入を増やしたい」と感じたときの選択肢の一つとして、頭の片隅に置いておくとよいかもしれません。

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